ちゃんぶろ

30代OLの初めて子育て。娘(2017年生まれ)との日常と、たまに出てくる夫の小話つき。2018年、アメリカ生活開始!

受賞に思う、夫の夢、私にできること

先日、夫が国際学会 のプレゼンテーションで表彰されました。わずかですが賞金も頂きました!

「きゃー!ホホーイ!」です。

国際学会での表彰、賞金を頂くのは初めて。賞金は国際学会ならではなのかな?と思いました。夫不在の間の疲れが吹っ飛ぶ、とても嬉しいニュースでした。

ほぼ収入のない我が家にとって、思いがけない臨時収入…すごく嬉しかったんです。

 

そんな夫がポツリ。

「治らない病気ばかりなのに、臨床だけやってて、嫌になっちゃわないのかな。そういう役目に徹するのも大事だけど…」

学会に行って何か思うことがあったのか…。

 

夫は、腫瘍と、その治療薬の研究をしています。専門分野の腫瘍には、抗がん剤を用いて生存期間を延ばすことができても、完治のできない、とても予後が不良なものもあります。なかなか新規抗がん剤の開発がなされない分野でもあるように思います。

日本にいた頃、夫は毎日、臨床現場で働いていた時期がありました。辛い患者さん達を見て、自分も辛かったと思います。治せない悔しさ、辛さを、今の基礎研究を続けるバネにしているのかもしれません。

 

 

先ほど、本庶佑先生のノーベル医学生理学賞の受賞のニュースを聞いて、とても嬉しくなりました。

日本の若い研究者が減り、その行く末が危惧されると言われる昨今。

この先、夫はどんな道に進むのだろう。

私も少し研究をかじっていた時期があり、研究を続ける大変さも、何か発見につながった時の喜びも分かる。

今、研究できる環境として恵まれており、できれば研究を続けてほしい。夫なりの大変さはあるだろうけど、正直羨ましく思う。帰国しても研究を続けられるといいなと思う。

今後の不安は色々あるけど、まあ、何とかなると思う。本当にお金が無くなったら…私、帰国して働きます!