ちゃんぶろ

30代OLの初めて子育て。娘(2017年生まれ)との日常と、たまに出てくる夫の小話つき。2018年、アメリカ生活開始!

アメリカの薬局&薬剤師

日本では処方箋がないと買えない医薬品も、アメリカでは処方箋なしで買うことができます。

もちろん、アメリカでも医師の診察を受け、薬の指示をもらったり、処方箋が必要な薬の場合もあります。

日本にいた頃、毎回変わらぬ処方内容なのに、定期的に通院し、処方箋を貰っていました。いつも混んでいる外来に、0歳の娘を連れて、授乳、オムツ替えの用意をして、通院していた時は大変でした。それが何と、同じ成分の薬がアメリカではスーパーマーケットに併設されているドラッグストアで、処方箋なしで買える…。

先日、娘の症状で薬局へ行った時のことを記録しました。 

 

薬剤師に相談した経緯

娘の発疹

先日、娘の手足、背中、お尻に発疹が出て、手持ちの薬を使うか、それ以上の対処をすべきか考えていました。ちょうど夫が数日間、不在の時期に重なっていました。テレビ電話で夫が症状を見て、「大丈夫だろう」と。

しかし、娘と一緒にいる私は、症状が広範でしたし、更に悪化したら嫌だなと思いました。また、毎日、遊び場で他の子にも会う機会もあり、他のママさんも気にしていた様子だったので、何らかの対処が必要に感じました。

 

薬局か病院受診か

日本だったら念のため小児科を受診しようか、と考えていたと思います。

何故なら、日本のかかりつけ小児科は

・言葉が通じる、予約、予約外ともにアメリカより受診のハードルが低い。

・住んでいた自治体では小児の医療費は全て補助されていた。

 

しかし、アメリでは

・かかりつけ小児科の予約を取るのに時間がかかる。

・すぐその日には診てもらえない場合もある。

・診察の待ち時間も長いが、診察時間が長く、病院嫌いの娘は常に大泣き。

 通訳を挟んでいる影響もあるでしょうが、治療方針や指示等、医師が一方的に決めるというより、ややディスカッションぽい感じになったり、症状を随時診たりするため、時間がかかります。(娘の1歳半健診は約1時間かかりました・・・。娘は泣き疲れ、私は目一杯暴れる娘を抱っこしたり押さえたり、筋肉痛になるほどで、帰宅時にはげっそりでした。)

・保険に加入していても、小児でも、医療費はそこそこかかる場合がある。

・処方箋なしで買える薬の種類が豊富(かつて娘が使用していたザイザルシロップも買える)。

 

とりあえず、近所の薬局へ行き、薬剤師に娘の症状の経過を話しました。この薬局はスーパーマーケットに併設されており、こじんまりしているけど処方箋不要の一般医薬品も取り扱い、処方箋にも応需しています。以前、解熱剤を購入した時に対応してくれた薬剤師のおばさまの印象がよかったので、今回も頼ろうと思いました。

 

 

薬局で伝えたこと

・発疹の症状から1日が経ったが悪化はしていない。赤みは少し良くなったが、依然赤い。手足、背中、お尻と広範囲。

・発疹以前に風邪をひいていた。

・風邪症状は咳、鼻水があったが軽快している。

・発疹の四日前に一度38度台の発熱があったが日本から持参したカロナールを一度服用して解熱した。

・発疹は広範だけど全身ではない。

・以前、風邪の後に発疹が出たことがあった。

(その時は首や腹部にも発疹が出て、日本の小児科を受診し、突発性発疹ではなく、風邪の原因となったウイルスによるものとのことでステロイド、抗ヒスタミン薬を処方されました。)

・入浴後は少し痒そうだが、掻きこわしていない。

・娘は特別アレルギーはない。

・アセモの可能性もあるか。

 

私の質問

ステロイドの外用薬を使用すべきか?それくらいで済みそうか?

・抗ヒスタミン薬を使用すべきか?

・小児科を受診すべきか?

 

薬剤師の対応

娘の症状を見ながら話してくれました。

カロナールの副作用も疑われましたが、カロナールの服用時期と発疹出現まで時間が空いており、症状が全身性でなかったことからも否定的。

・質問し忘れましたが、話の内容、症状から手足口病突発性発疹は否定されたのかな。

・風邪に関連する症状の可能性がある。

・時期的にアセモではないとのこと。

ステロイドの外用薬として、ハイドロコルチゾン(ヒドロコルチゾン)軟膏を勧められ、手持ちの物があることを伝え、買うことはしなかった。

・掻きこわしてはいないため、ステロイド外用薬以外の薬は必要ないとの判断。

・この日と翌日、ステロイド外用薬を使用してみて、軽快しないようなら翌々日に小児科を受診すべき。翌日は薬の効果を見る時間と、受診予約するか考える時間に充てる。時間的な余裕も頭に入った。

 

薬剤師のおばさま 「たぶん良くなると思うわよ。」

 

相談できたこと、こう言われたことに安堵しました。 

 

 

事前に調べた英単語

全て英語でのやり取りだが、文法なんてさっぱりでも知らない単語だけ事前に調べておけば何とかなるものでした。

 発疹=rush

 搔く=scratch

 アセモ=heat rush 

 

感想

小児科を受診するより遥かに楽だった。

アメリカの病院受診の敷居が高い一方で、一般の薬局が充実し、相談し、判断を仰げる専門家がいます。セルフメディケーションが機能しているように思えました。

日本だったら今回のように相談するか?スーパーマーケットに併設されている薬局で相談するだろうか、的確な判断がなされるか、受診を勧めると即答するか、市販の薬で間に合うか。だったら敷居の低い小児科へ行ってしまうか。

 

自分の症状だったらいいが、新米ママの私は、娘の症状に判断がブレブレになる時がある。なので、一人で考えているより、気軽に、身近なコメディカルに相談し、症状を診て、意見が聞けると、それまた一つの判断材料になります。

また何かあったら相談しようと思えました。アメリカでかかりつけ薬局ができました。

 

薬局から帰り、風呂上がりにステロイド外用薬を使いました。翌朝、症状はだいぶ軽快しており、受診することはありませんでした。

 

 

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